山忠戦隊キカレンジャー
贈る言葉
2021.03.19
こんにちは。きみどりです
先日、中学の娘の卒業式がありました。
参加できる保護者は1人、合唱も無しで、簡素化して行われました。しかしながら、先生方と生徒たちがお互いを思い合うのが分かる、とても感動的な式でした。
校長先生が送辞として、宮沢章二さんの「だれに見られなくても」という詩を贈ってくださいました。
花はだれのために咲くのではない
だれに見られなくても いいではないか
花たちは みな 自分のためにひらく
はなしょうぶのように鮮やかな花
かきの花のように 地味で小さい花
だれのために咲くのではないから
花たちは 自分で咲きたいように咲く
自分で咲きたいように咲くのは
自分の目的をちゃんと持っているからだ
それゆえ ひたすら自分の力で咲く
たとえ雨に降られても ひるまない
咲くべきときに みな きちんと咲く
そのためにたくわえる 充分な力
花たちは 自分の時刻を秘めている
子どもたちがそれぞれの人生に誇りをもって、前を向いて生きていけれますように。そう願うと同時に、大人の私にも心にしみる言葉でした。