山忠戦隊キカレンジャー
苦い
2018.05.17
高速神戸駅を降りて地上に出ると、湊川神社の正門前にでます。
ちょっと暗い 幅の広い階段をゆっくり上がり、前を向くと、明るい陽射しの中に
境内の樹木が光っています。
地下から地上に出るちょっと暗い階段は、阪神淡路大震災の影響か、一段一段が少しずつずれてきています。
僕が23才の時だから、今から35年前にこの階段を登りました。
湊川神社の門前をとおり、角を左に曲がると見えて来るのが、神戸地方裁判所。
その横の弁護士会館に用事がありました。
生家は、青果商を営んでいて、ある債務問題で、どのように何をしてよいのか全く分からず、商工会の方から弁護士相談にいくと良いと教えてもらい、35年前にこの階段を登ったことを思い出しました。
本日は、免許更新を7か月も忘れていて、効力のないまま運転中に速度違反で検挙され、裁判所から呼び出し状が送られ、苦い心のまま、赴きました。
初詣やその他の会合などで湊川神社に来て、この階段は35年の間に何度も上り下りしているはずなのに、楽しかった思い出は思い出さず、人生の中で本当に苦しかったことだけをその時の心の有り様のままよみがえって来ます。
つくづく人間は、苦い苦しい中で生きているんだなあと改めて感じました。
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パンチでした。
