山忠戦隊キカレンジャー
知覧
2017.06.28
三角兵舎の小屋に入るとすぐ右側に、鉄くず?
のようなものがありました。
よくよく見ると、海底に眠っていた飛行機の残骸です。
一番手前にあった幅25センチぐらい長さが1mぐらい。
うすいうすい緑色のような灰色のような物
プロペラでした。
さわるとつるつるですべすべしていて、金属とは思えない。
どれほど、永い間 海の底に眠っていたのでしょうか。
生きていたのでしょうか。
2サイクルエンジンの高い音、空気を切り裂いてプロペラが回転する。
開聞岳の上昇気流を捕まえ、青い海の彼方、炎の中へ。
血はたぎり、熱光に純潔は包まれる。
うちにかえろう。母の膝へ、妻の白い手へ、子供たちの笑顔へ。